POPデザイナーという、あまり聞き慣れない資格があります。比較的新しい資格といってよいでしょう。POPとは、Point of purchase advertisingの略語で、一番身近なところでは、スーパーなどで、大根1本100円とかの、あの値札というか、あれもいわゆるPOPといいます。
最近では、味気ないPOPも増えてきました。パソコンで規定のフォーマットでつくったものしか認めない大手スーパーもあります。一時期、この味気ないPOPが一番であり、商品自体でその中身をアピールするのだ、という考え方が流行りました。
私は、食品スーパー業界で販売員をしていた経験があります。上記の考え方を取り入れた会社の一つでした。売り場は一気に味気ない、無機質な空間に変わっていきました。それを埋めるために、商品の陳列量を増やし、無駄な在庫を抱えることになりました。当然売れる見込みのない商品まで仕入れますので、結果大量のロス(値下げ、廃棄)につながり、利益の圧迫となりました。
どこの食品スーパーも似たような経緯をもっているはずです。現在では、流通の発展により、全国どこでも買えるものが増えました。今後の食品スーパーでは、まだ、名前を知られていない商品を発掘、販売していく以外、強豪との差別化の道がありません。そんな商品に必要なのが、POPデザインです。他との違いを明確にし、商品をアピールする。どんな味かもお客様は、知らないのです。
では、POPデザインは、どうやって学べばよいのでしょう?私は、日本デザインプランナー協会主催のPOPデザイナー認定試験で、デザイナー資格の取得をおすすめします。これは、POPデザインに関する一定以上の能力を保有していることを認定する資格です。せっかく学ぶのなら資格取得は必須です。モチベーションの維持にも最適です。
勉強には、諒設計アーキテクトラーニングのPOP デザイナーW資格取得講座がよいでしょう。わかりやすさで定評があり、とってよかったという評価も多い講座です。
POPデザイナーとして、お店のレベルをあげちゃいましょう。